エッジにおける速度拘束式とエッジ連結を考慮したオプティカルフロー推定

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
オプティカルフローは3次元環境の様々な情報を含んでおり, 移動物体の抽出, 3次元構造の復元など様々な問題に利用されている. 本論文ではエッジにおける速度拘束式を提案し, ラインプロセスを用いたオプティカルフロー推定法にそれを組み込んだ新しいモデルを提案する. また, 本モデルではエッジを挟んでどちらかにラインができると仮定しクリークポテンシャルを定義する. エッジでの速度拘束式は手前にある物体の速度を表しているため, ラインがどちら側にできるかで物体位置の前後関係を把握することができる. また, 本研究では,エッジを連結することで,検出されにくいラインについても検出可能とし, 更にそれが同時に不要なラインの抑制にも役立つことを示す. 合成画像と実画像においてシミュレーションを行い, エッジ部分の速度推定精度が向上し, ラインの推定精度も向上することを確認した.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-03-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク