ディジタル直線の標本化誤差を考慮した組合せハフ変換の改良
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概要
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雑音等で至るところ不連続となっている輪郭線画像を線分近似することは,従来手法ではまだ困難である.特に,曲率が大きい輪郭線部分は短い線分の集まりで表現しなければならないが,これらを雑音環境下で検出することはかなり難しい問題である.そこで本論文では,不連続輪郭線画像向けの線分近似手法として,新たに組合せハフ変換(CHT)を改良した手法を提案した.提案する改良型CHTはディジタル直線の標本化誤差を考慮した適応的な投票方式を採用している.これによってCHTや従来の標準的なハフ変換(SHT)の欠点を補うことができる.評価実験では,提案手法が至るところ不連続で複雑な輪郭線画像に対して十分に高い線分近似能力を有することと,処理速度に関してもCHTやSHTに比べてかなり高速となることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-25
著者
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