ポリシランハイブリッド膜の発光特性

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概要

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ポリシランはSi-Siσ結合で主鎖を構成する一次元の有機高分子であり、非局在するσ電子共役に起因する様々な特性から光機能材料への応用が期待されてきた。しかしながら、紫外光照射により光電素子としての特性が劣化する欠点があった。本研究では、ガラスマトリックス中にポリシランを組み込んだポリシランハイブリッド膜を作成することで紫外光照射による劣化の進行を抑制することを目的とした。その結果、ポリシラン膜に比べると、ハイブリッド膜では発光特性の劣化を著しく改善することが出来た。さらに、ハイブリッド膜ではガラスマトリックス中にポリシランを分散させるため、ポリシラン鎖間鎖間のエネルギー移動を抑制することが可能となる。このため、ハイブリッド膜においてはポリシラン膜では見られなかった発光特性の偏光保存を見いだした。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-09-21

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