テイパー結合係数をもつ1次元ニューラルネットワークの平衡点の実現について
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概要
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規定された状態のみを平衡点とするようなネットワークの構成は,相互結合型ニューラルネットワークを連想記憶に応用する際に最も基本的な問題である.しかし,従来の方法では一般に,規定された平衡点以外に規定されていない偽の平衡点が多数生じてしまう.そのため,ネットワークがどのような平衡点集合ならば実現できるのかを調べることは非常に重要である.本稿では時間が離散的でユニットが2値状態の,最も簡単なホップフィールドのネットワークに対して,平衡点の最大個数など平衡点集合の特徴を調べ,所望の平衡点集合が実現できるための必要十分条件を与える.ただし,ユニットは1次元的に環状に配置され,各ユニットは同一方向のk個の近傍のユニットとのみ結合を有し,結合係数はユニット間の距離が大きくなるに従って小さくなると仮定する.
- 1994-01-21
著者
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