RAID3ディスクアレイにおける高信頼データ転送パス管理方式とその評価

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
一括転送機構を有し、それぞれのディスクへのデータ転送パスを2重化したRAID3のディスクアレイにおいて、4種類の高信頼データ転送パス管理方式を提案し、その評価を行った。一括転送機構は、ディスクアレイ内のディスクへのデータ転送処理を一括して実行する機構であり、これにより、ディスクアレイ全体を1つの仮想ディスクと見なせるようになるため、制御ソフトの構造を大幅に簡略化できる。しかし、このような構成で、ディスクアレイに対し、故障したデータ転送パスを含む片側のデータ転送パスの集合から書き込みを行い、反対側のデータ転送パスの集合から読出しを行うと、未書込データを読出すという課題が発生する。提案する管理方式は、この課題の解決を目的とする。定量評価を行った結果、提案方式は、性能、信頼性の観点から、それぞれ一長一短あり、ディスクアレイの適用分野により、最適な方式を選択すべきであるという結論を得た。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-09-27

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク