順次アクセス入力処理におけるディスク・キャッシュ装置の効果解析
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概要
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ディスク・キャッシュの効果解析モデルを提案する. ディスク・キャッシュとは主メモリとディスク間の緩衝メモリ装置であり, その目的はデータ・アクセス時間短縮によるシステム性能の向上にある. 本モデルは, 順次アクセス入力処理を対象とし, CPUやチャネルの処理速度, ディスクのシーク, サーチ時間, ジョブ多重度, ディスク・キャッシュ容量, ディスク・キャッシュヘの先読み単位などをパラメータとして, システムの処理能力を与える. 本モデルの特徴は, 待行列理論を用いてデータ・アクセス時間の短縮が処理能力に与える影響を解析する点にある. 具体的な数値例について, ディスク・キャッシュ導入による処理能力向上効果, 最適なデータ先読み単位などを検討する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1984-03-15
著者
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