ディスクI/O処理における中断制御の解析モデル
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概要
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近年の計算機システムの24時間運用に対する強いニーズから、今後、オンライン業務とバッチ業務の混在運転が一般的な運用形態となると考えられる。オンライン業務とバッチ業務の混在運転時には、バッチジョブの影響によって生ずるオンラインジョブの性能劣化を極力抑え、かつ、バッチジョブのスループットを確保する制御を実現することが要求される。計算機システムの資源のうち、CPUには、割込み型出直し優先度制御(preemptive resume priority control)を適用すれば上記の制御が比較的容易に実現できる。しかし、通常、I/O装置には、割込み型の優先度制御を適用するのは困難である。以上を背景に、ディスクI/O処理において以下に示すような中断制御方式が提案されている。すなわち、バッチジョブを実行中、一定数のブロックを転送するごとに、オンラインジョブの到着を検知し、到着時には、バッチジョブを中断し、オンラインジョブの実行を開始するという制御方式である。本講演では、以上の中断制御方式の解析モデルを提案し、その解析モデルによる評価結果をまとめる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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