仮想メモリ・システムのワーキングセット最適化に関する考察と実験
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概要
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仮想メモリ方式の多重プログラミング・システムにおいて, ジョブのworking-setを最適化する方式を提案した. 最適性の評価基準としてはSTP(Space Time Product)を用いた. STPの最小化は, 理論的には従来より論じられてきたが, 実システムではジョブ特性が未知のため達成することができなかった. 本方式OWE(Optimum Working-set Estimator)の特徴は, 多重プログラミング環境における各ジョブの特性を実行中に学習し, STPを最小化するようworking-setのwindow sizeを定める点にある. OWEを実現して実験を行い, 各種のジョブについてその制御効果を確認した. さらに制御オーバヘッドについても考察を加えた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1980-07-15
著者
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