アルミニウム-ステアリン酸-アルミニウム構造の非弾性散乱特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ステアリン酸LB膜を、付着状態が良いとされるアルミニウム蒸着膜の上に垂直浸積法で11層と21層の2種類製膜し、その上からアルミニウム蒸着してサンドイッチ構造の素子を制作した。液体ヘリウム温度で、異なる周波数の電流を素子に流し、2次ひずみ電圧(微分抵抗)を測定した。±50mV (DC)以下の低バイアス(低エネルギー)範囲でいくつかの鋭いピークが観測された。これは電子のトンネルスペクトルスコピーの中でエネルギーを失う非弾性散乱(IETS)現象が観測されているものと思われる。1mV (1meV)の低エネルギー下でもピークが見られることから、この測定法は特に低エネルギー領域の電子・分子相互作用を利用した試料の振動励起スペクトルの分析法として役立つものと考えられる。
- 1999-07-09
著者
関連論文
- 金属表面酸化膜の構造に関する考察 : 銅とアルミニウム(ショートノート(卒論・修論特集))
- 良質な抵抗の評価法の検討(ショートノート(卒論・修論特集))
- 負電位(マイナスイオン)の発生と測定(ショートノート(卒論・修論特集))
- B-4-10 超低周波交流磁場環境とラット免疫能との関係(B-4. 環境電磁工学, 通信1)
- B-4-5 商用周波数交流磁場環境におけるラットの免疫能に及ぼす影響(B-4.環境電磁工学)
- B-4-20 超低周波電磁波環境とラットの免疫力との関わり
- 2-III-20低周波による電磁場環境における生体の免疫とビタミンB_1との関係(第55回大会一般研究発表)
- 2-II-7 低周波による電磁場環境における脳脂質の過酸化とビタミンB_1との関係
- 商用周波数電磁場環境における脳脂質の過酸化とチアミンとの関係
- 2001年第47回IEEE電気接点ホルム国際会議報告