音軸に垂直方向の放射力作用範囲の評価
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概要
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定在波音場中の音軸に垂直な方向で粒子に作用する音響放射力の作用範囲を調べるために、ポリスチレン球形粒子の運動の軌跡から運動速度を求め、粒子に作用する音響放射力分布を測定した。その結果、粒子の力学的安定点から離れるにつれて放射力は増大し、最大値を示した後なだらかに減少した。振動子印加電圧の増大に伴い粒子に作用する放射力は増加するとともに分布のピークが顕著になり、作用範囲が拡大することがわかった。Nyborgの式を用いて計算した理論的放射力分布と実測値は定性的に一致した。粒子の捕捉位置と振動子印加電圧の関係を検討した結果、振動子印加電圧を低くすると、相対的な重力の影響の増加により音軸から離れる傾向を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-22
著者
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