シュリーレン法を用いた集束振動子の焦点付近における音場の評価
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概要
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集束音場の焦点付近についてシュリーレン法を用いて可視化し、光強度分布について検討した結果、音の伝搬方向に垂直な方向の光強度分布はその半値幅が振動子印加電圧増大とともに減少する傾向にあった。この半値幅の減少については、超音波による光の屈折による効果と音波の非線形伝搬による集束効果が考えられるが、光強度分布とハイドロホン測定した音圧振幅分布を検討した結果、今回の実験条件では超音波による光の屈折効果が影響している。また、振動子中心軸上で光強度が最大となる位置と、ハイドロホン測定による音圧振幅最大値を示す位置のずれが観測された。これらのため、光学的に可視化された音場と音圧分布の対応を考える際に注意が必要である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-21
著者
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