予測フィルタを応用した超音波画像における生体組織輪郭の抽出
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概要
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超音波画像は,一般に雑音が多く非常に見難い。医用超音波画像から生体組織や病巣などの異常組織を抽出するといった領域抽出問題では,画素の濃度値に顕著な違いが生じない場合があり,濃度値のみによる解析では,これらの組織を抽出することが困難である。そこで,抽出したい組織における濃度値と統計的性質との違いを解析することによって精度のよい組織抽出が可能になると考える。本研究では,超音波2次元画像における濃度レベルと統計的性質とを特徴量とした識別関数として,予測フィルタの係数および予測誤差に基づくものを定義した。同識別関数を用いて超音波画像における生体組織領域および組織輪郭の抽出を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-26
著者
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