負帰還増幅回路生成のための帰還点検出法と帰還構造判定

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概要

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現在,我々は個体素子のみを用いたアナログ回路の教育用CADシステム,アナログ回路コンパイラの製作を行っている.本稿では,アナログ回路コンパイラの機能の1つである基本増幅回路から負帰還増幅回路を生成するときの帰還に使用されうる点(以下帰還点と称する)を検出するアルゴリズムと,負帰還増幅回路において帰還構造の有無を判定するアルゴリズムを提案する.アナログ回路において負帰還増幅回路の設計過程を示すことは,負帰還が回路を安定に動作させることにより多用され,その仕組みを学ぶことが重要であるためである.アナログ回路コンパイラでは,負帰還増幅回路の生成時には帰還を持たない基本増幅回路から帰還点を検出し,回路図上に表示して適用するか否かを設計者に問う.帰還構造判定時には,NielsenとWillsonの理論を実現したアルゴリズムをさらに時間を短縮するように改良し,どの部分が帰還回路であるかを表示する.
電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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