可変長遺伝子を用いたアナログ回路の進化
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概要
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本研究では進化するアナログ回路の実現を目指し、可変長遺伝子に基づくGAシステムを構築し、回路進化シミュレーションによりその有効性を検証する。従来のアナログ機器の弱点として、温度など環境に対する脆弱性が指摘されていた。また、これらの外乱に対処する方法は複雑で経験に頼る部分が大きいという問題もあった。本研究で提案するアナロダ回路EHWではGAが互いにフィードパックをかけながら設計と製造の段階を練り返し徐々に環境に適応したハードウェアを生成する。これにより、環境に対するロバスト性と設計製造の自動化を実現する。本研究ではアナログ回路EHWを実現するために、MessyGAによるコーディング、構造とパラメータの2段階の分割、回路構造・規模の適正化などの手法を提案し、指定した応答を自動合成するアナログ回路EHWの実現を目指す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-27
著者
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石塚 満
東京大学工学系研究科電子情報工学専攻
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伊庭 斉志
東京大学工学部工学系研究科電気系工学専攻伊庭研究室
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伊庭 斉志
通商産業省工業技術院電子技術総合研究所知能情報部推論研究室
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安藤 晋
東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻
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安藤 晋
東京大学工学系研究科電子情報工学専攻
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伊庭 斉志
東京大学工学系研究科:東京大学新領域創成科学研究科
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