演算量低減を考慮したグローバル動き・輝度変化補償動画像符号化
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概要
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画面全体に生じる動きや時間的輝度変化への対処法としてグローバル動き補償,グローバル輝度変化補償が提案されており,これらにより符号化効率の大幅な改善が期待できる.本論文では,特にグローバル輝度変化補償で問題であった膨大な演算量を低減するために,ブロック単位で行われる動き推定処理及び輝度変化パラメータ推定処理に簡易な手法を導入するとともに,その動き推定処理をグローバル動き補償,ローカル動き補償時の動き推定処理と共通化することにより,少ない演算量でこれらの機能を併せもつ符号化方式を提案する.実験で用いたブロックサイズ,動き探索範囲の場合,従来の各補償方法を単純に組み合わせる場合に比べ乗算回数が約1/400に低減される.また符号化効率の面では,グローバル動き補償と輝度変化補償を個別に適用した場合の効率改善効果を併せもつ効果が得られることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-09-25
著者
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渡辺 裕
Nttサイバースペース研究所
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小林 直樹
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
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安田 浩
東京大学先端科学技術研究センター
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渡辺 裕
NTTヒューマンインタフェース研究所
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上倉 一人
NTTヒューマンインタフェース研究所
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上倉 一人
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
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上倉 一人
Nttサイバーソリューション研究所
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小林 直樹
NTTヒューマンインタフェース研究所
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一之瀬 進
NTTヒューマンインタフェース研究所
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一之瀬 進
NTTインテリジェントテクノロジ株式会社
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小林 直樹
東日本電信電話株式会社研究開発センタ
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一之瀬 進
Nitサイバースペース研究所
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渡辺 裕
早稲田大学国際情報通信研究科
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安田 浩
東京大学先端科学技術センター
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