一般的な自己相関特性をもつトラヒックの性能近似の方法について(<特集>新しいトラヒックモデルと性能評価及び一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
インターネットのトラヒックには長期依存性が広く観察されている.このようなトラヒックを扱うために,これまでには多く解析モデルが提案されており,その一例がFBMモデルである.しかし,その扱い易さの半面,ひとつのハーストパラメータで表せるような限られた特性を特つ自己相似性のモデル化にのみ有効である.本研究では,トラヒックのキューイング性能と深く関わりのある時間スケールに注目し,より一般的な相関特性をもつ長期依存性トラヒックの性能の解析方法について提案する.ここで扱うトラヒックの特性は広域ネットワークやLANで観測されたトラヒックのデータから抽出したものを用いている.また,実際のトラヒックデータを用いたシミュレーションの結果との比較により,提案方式が有効であることを示す.
2003-06-13

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク