時間スケールを考慮した長期依存性トラヒックの性能解析(ネットワーク品質・制御)

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概要

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インターネットトラヒックには長期依存性ないし自己相似性が広く観察されている.このようなトラヒックを扱うために,これまでにはいくつかの解析モデルが提案されており,その代表的な例がFBMモデルである.しかし,FBMモデルはその扱いやすさの半面,1つのハーストパラメータで表せるような限られた特性を持つ自己相似性トラヒックのモデル化にのみ有効である.本研究では,待ち行列システムにおけるトラヒックの挙動と深く関わりのある時間スケールに注目し,より一般的な相関特性を持つ長期依存性トラヒックの性能の解析方法について提案する.ここで扱うトラヒックの特性は広域ネットワークやLANで観測されたトラヒックのデータから抽出したものである.また,実際のトラヒックデータを用いたシミュレーションの結果を使って,提案方式による近似解析の結果との比較,検証を行う.
2004-05-15

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