ずり弾性率分布再構成 : シミュレーション

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概要

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我々は、生体軟組織の非侵襲的鑑別診断技法として、超音波歪テンソル計測に基づく組織ずり弾性率分布再構成法を開発し、ヒトin vivo乳腺やヒトin vivo肝臓を対象にその有用性を確認してきた。最近においては、加熱凝固治療効果を判定するためのモニタリング技法としても応用し、その有用性を確認している。この間、生体軟組織は任意の力源に対して3次元空間において変形するため3次元再構成が有用であることを報告し、低次元再構成に比べて3次元再構成が定量性に富み空間分解能も高いことを確認した。さらには、ずり弾性率に加えてポアソン比や密度や粘弾性率を再構成することを提案し、一部、実験データも示してきた。今回は、これらの再構成法を示すと共に、粘弾性率を除くずり弾性率とポアソン比と密度の再構成シミュレーションを通じて、その定量性を確認した。ポアソン比分布も未知とすることにより、ずり弾性率分布再構成の精度が向上することとなる。
2004-04-15

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