刺網浸漬時間帯によるコクチバスの選択漁獲
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概要
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刺網によりコクチバスを効率的に漁獲して在来魚の混獲を軽減するために,コクチバスと在来魚が刺網に羅網しやすい時間帯を青木湖で調べた。魚の羅網時に生じる網の動きを時系列で記録できる振動検知器を底刺網に取り付けて,個体毎に羅網時刻を測定した。コクチバスの全漁獲尾数の86%が日出から日没に羅網し,青木湖に生息する在来魚のフナは92%,コイは91%が日没から日出に羅網した。日出から日没に刺網を設置することにより,コクチバスを漁獲し,フナやコイの混獲を減らすことが可能である。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2005-01-15
著者
-
本多 直人
独立行政法人水産総合研究センター水産工学研究所
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本多 直人
(独)水産総合研究センター水産工学研究所
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藤田 薫
(独)水産総合研究センター水産工学研究所
-
本多 直人
(独)水産総合研究センター 日本海区水産研究所
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本多 直人
水産総合研究セ 日本海区水研
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