飼育したマツカワ仔稚魚の形態発育と成長
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概要
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飼育したマツカワ仔稚魚を用いて発育に伴う外部形態の観察を行うとともに, 体各部の相対成長の変化を調べた。その結果, 本種は外部形態変化から9の発育段階(A∿I)に区分できた。相対成長の変曲点は開口時, 脊索末端の上屈期, 及び変態前後に集中した。これらの時期は, いずれも遊泳や摂餌等行動面で大きな変化が起こる時期に相当した。また, 天然で採集された変態期仔魚と飼育仔魚を比較したところ, 無眼側の色素退行時期に若干の遅速が認められたものの, 色素分布や体型に大きな差はなかった。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2000-05-15
著者
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渡辺 研一
(独)水産総合研究センター養殖研究所病害防除部種苗期疾病研究グループ
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渡辺 研一
独立行政法人水産総合研究センター古満目栽培漁業センター
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有瀧 真人
独立行政法人水産総合研究センター宮古栽培漁業センター
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有瀧 真人
(社)日本栽培漁業協会宮古事業場
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鈴木 重則
(社)日本栽培漁業協会厚岸事業場
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渡辺 研一
(社)日本栽培漁業協会厚岸事業場
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鈴木 重則
水研セ南伊豆
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