人工生産したマツカワの孕卵数
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
人工授精および水槽内における自然産卵によって得られた受精卵から, 仔魚を経て成熟に至るまで水槽内で飼育したマツカワ40尾を用いて孕卵数を推定した。有眼側および無眼側の卵巣の単位重量当たりの卵数は, それぞれ2,189粒/g, 2,331粒/gであり, 1個体当たりの孕卵数は326,000∿1,247,000粒(平均578,000粒)と推定された。1尾当たりの孕卵数と全長との間には指数関数関係が認められ, 全長470∿665mmの範囲では, 全長が大きいほど孕卵数が多いという結果が得られた。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2000-11-15
著者
-
南 卓志
独立行政法人水産総合研究センター 日本海区水産研究所
-
渡辺 研一
(社)日本栽培漁業協会厚岸事業場
-
南 卓志
日本海区水産研
-
南 卓志
北海道区水産研究所
-
南 卓志
日本海区水産研究所
-
渡辺 研一
日本栽培漁業協会厚岸事業場:(現)日本栽培漁業協会能登島事業場
関連論文
- 佐渡島周辺海域におけるホッケの産卵
- 厚岸湾に放流されたマツカワ人工種苗の魚類による被食(短報)
- 日本海底層の食物網における有機スズ化合物の生物濃縮
- 飼育したマツカワ仔稚魚の形態発育と成長
- 水槽内におけるマツカワの自然産卵と卵の発生状況から推定した産卵時刻
- 24.深海性エゾバイ科エゾボラ属巻貝の分子系統解析(日本貝類学会平成16年度大会(東京)研究発表要旨)
- 23.深海性エゾバイ科エゾバイ属巻貝の系統地理学的研究(日本貝類学会平成16年度大会(東京)研究発表要旨)
- アブラガレイとカラスガレイの変態期仔魚
- 大腸菌発現VNNウイルス外被タンパク質に対するマツカワの液性免疫応答開始時期
- 北海道厚岸湾に放流されたマツカワ人工生産魚の食性
- 人工生産したマツカワの孕卵数
- 砂浜海岸における異体類稚魚の生態
- 日本海産カレイ目魚類幼稚仔魚の被食事例
- アカヒゲ漁で漁獲されたハタハタ稚魚
- マツカワのウイルス性神経壊死症原因ウイルス遺伝子の検出に及ぼすPCR条件の検討
- ウイルス性神経壊死症原因ウイルスに汚染したマツカワ受精卵のオゾン処理海水による消毒
- 魚類由来培養細胞の魚類ノダウイルス感受性
- 北海道太平洋沿岸で漁獲されたマツカワの排卵状況から推定した産卵期
- オゾン処理海水を用いた飼育器具類および受精卵の消毒
- 北海道厚岸湖における魚類の胃内容物組成から見た種間関係
- 異体類の初期生活史-11-成育場-1-
- 異体類の初期生活史-10-被食-2-
- 異体類の初期生活史-9-被食-1-
- 北海道沿岸におけるカレイ亜科魚類の産卵期について
- マツカワVerasper moseri稚魚の底質選択性について
- 北海道東部沿岸域におけるオヒョウHippoglossus stenolepisの産卵期
- 異体類の初期生活史-19-天然魚と人工魚-1-種苗生産と初期生活史
- 異体類の初期生活史-18-初期生活史と生き残り戦略-4-
- 異体類の初期生活史-17-初期生活史と生き残り戦略-3-
- 異体類の初期生活史-14-稚魚採集法
- 異体類の初期生活史-13-成育場-3-
- 異体類の初期生活史-16-初期生活史と生き残り戦略-2-
- 異体類の初期生活史-15-初期生活史と生き残り戦略-1-
- 異体類の初期生活史-12-成育場-2-
- 日本海における海洋資源の共同利用について(国際シンポジウム・パネリスト報告・4,国際シンポジウム:21世紀北東アジアの地域開発と環境-資源・エネルギー・国際協力を巡って-,第5回大会報告要旨)