音響資源調査における航走減衰の発生と船速および気象・海象条件との関係
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概要
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漁業調査船第三海洋丸において,海底の表面後方散乱強度(海底S_a)を測定し,航走方向と船速の組み合わせにより航走減衰が生じることを示した。風波を船首方向から受ける航走では,海底S_2は船速の増加に伴い最大38kHzで1.3dB,120kHzで0.7dB減衰した。一方,風波を船尾側から受けた航走では航走減衰は観察されなかった。本船を用いて音響資源調査を実施する場合,風波の方向を予測あるいは観察し,船尾側から風波を受ける形で航走することにより,航走減衰の影響を抑えることができる。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2003-07-15
著者
-
本田 聡
北水研
-
向井 徹
北海道大学大学院水産科学研究院
-
飯田 浩二
北海道大学大学院水産科学研究院
-
向井 徹
北海道大学大学院水産科学研究院・水産科学院
-
飯田 浩二
北海道大学大学院水産科学研究科
-
本田 聡
水産総合研究セ 北海道区水産研
-
鈴木 千洋
北海道大学大学院水産科学研究科
-
Mukai Tohru
Graduate School Of Fisheries Sciences Hokkaido Univ.
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