6.肺癌思者における喀痰中の一般的菌叢について : 第13回日本肺癌学会九州支部

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概要

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昭和47〜49年の入院肺癌患者の喀痰中一般細菌叢について検討した.症例数107例,原発性肺癌33例,細菌検索は107例中42例,89検体について行った.菌の出現卒はG(+)菌ではγ一strepltが多く,G(-)菌では,Kleb.33.7%,緑膿菌23.6%,Cloaca15.7%,肺感染を併発した29例の推定起炎菌51検体では,G(-)菌80.4%で,Kleb.33.3%,緑膿菌23.5%,肺感染有り群では,Kleb.,緑膿菌,大鵬薗は明らかに出現率の増加があった.癌治療前では,G(+)菌の出現率は減少し,G(-)菌では,Kleb.大腸菌の増加があった.特に,Kleb.緑膿菌の検出率が高い事は,癌患者が高令者に多く,慢性呼吸器疾患を有している可能性が高く,基礎疾患としての肺癌の存在等が基因しているものと考えられる.
日本肺癌学会の論文
1975-12-10

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