エアガン人工地震データ解析による島原半島の地殻構造
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Unzen eruption starting from 1990 prompted us to put as much constraint as possible in the velocity structure of whole Shimabara peninsula, and we re-analyzed a controlled source seismic experiment data obtained on a seismic line with the strike of N-S in 1986. An airgun was shot repeatedly as the controlled source at Port Kuchinotsu, Bessho dam and Port Taira. These shots were recorded by 114 stations. A 2-D velocity model to a depth of 20 km was obtained by the 2-D ray tracing technique and reflectivity method using not only the traveltimes and the amplitudes, but also a relationship of the amplitudes versus the offsets from each shot position to each receiver station. We identified four layers beneath the Shimabara peninsula, (1) an uppermost layer (V_p=2.6-3.3 km/s), (2) a basement (V_p=3.6-3.9 km/s), (3) an upper crust (V_p=5.9-6.3 km/s), and (4) a lower crust (V_p=7.0-7.3 km/s). The upper crust consists of two parts, one is the upper part with large vertical velocity gradient (0.1s^<-1>) and the P-wave velocity of 5.9-6.3 km/s, and the other is the lower part with almost constant velocity of 6.3 km/s. The lower crust underlaying the upper crust also consists of two parts. The P-wave velocities of the upper and lower parts are inferred to be 7.0 km/s and 7.3 km/s from amplitude analyses of the reflected waves. Beneath the central part of the peninsula, the upper crust becomes thinner and the lower crust swells. The boundary between the upper and the lower crusts is located at a depth of 9-11 km. The bottom of the lower crust with high velocity contrast is located at a depth of 19-20 km.
- 特定非営利活動法人日本火山学会の論文
- 2002-11-29
著者
-
三ヶ田 均
東京大学地震研究所
-
清水 洋
九州大学大学院理学研究院地震火山観測研究センター
-
三ヶ田 均
海洋科学技術センター
-
三ケ田 均
京都大学大学院工学研究科
-
三ケ田 均
日本シュルンベルジェ(株)
-
三ケ田 均
東大震研
-
三ヶ田 均
海洋科学技術センター深海研究部
-
三ヶ田 均
海洋研究開発機構
-
卜部 卓
東大地震研
-
末広 潔
(独)海洋研究開発機構
-
卜部 卓
京大学地震研究所
-
末広 潔
海洋研
-
高橋 成実
海洋科学技術センター深海研究部
-
末広 潔
海洋科学技術センター深海研究部
-
三ヶ田 均
東京大学地震研究所伊豆大島火山観測所
-
三ケ田 均
京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻
-
三ヶ田 均
海洋科学技術セ
-
清水 洋
九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センター
関連論文
- 糸魚川-静岡構造線活断層系神城断層の浅層および極浅層反射法地震探査
- 千屋断層(花岡)を横断する浅層反射法地震探査: データ取得と処理について
- A06 阿蘇カルデラ(南郷谷)の地下構造
- 低高度な高密度空中磁気探査から推定される雲仙地溝の磁化構造
- 富士山の大学合同稠密地震観測
- 雲仙火山における人工地震探査 : 観測および初動の読みとり
- P15 霧島火山群における構造探査 : はぎ取り法による屈折法解析
- 日本海メタンハイドレート地域における海底曳航式電気探査調査
- Evolution of the active Senya thrust fault, northern Honshu, Japan
- 研究集会「アスペリティのマッピングとモニタリング (EARS : Exploration of Asperities and Reflectors System)」シンポジウム報告
- エアガン人工地震データ解析による島原半島の地殻構造
- 国際研究集会「第8回物理探査学会国際シンポジウム」報告
- 海底地震計を用いた人工震源による地下構造解明に関する研究
- 分散関係式を用いたP, S波分離
- 霧島火山群の構造とマグマ供給系
- 漸近波線理論と差分法を用いた弾性波動のハイブリッドシミュレーション
- MT法TMモード電磁応答を用いた電気伝導度異方性の検出
- 電磁気法探査(EM法探査)技術の現状と展望 : 地震探査との統合型解析に向けて
- JJY標準電波を用いた浅層EM探査に関する研究
- ベクトル場処理による地中レーダ探査測線方位の普遍化手法
- 微小セラミック球による電磁波の散乱に関する研究
- 沖大東海嶺における地殻構造探査に関する研究
- MPS法による弾性波動伝播現象と破壊現象の数値シミュレーション
- 波動場分離を用いたOBSデータの深度イメージング
- 地中レーダの偏波反射特性を考慮した3次元マイグレーション
- 海底電磁気探査による東海沖地殻構造調査
- レシーバー関数を用いた地下速度不連続面の推定
- 分散関係式を用いた三次元PS波分離に関する基礎的研究
- 津波発生時の音響波伝播に関する研究
- 空溝による表面波の減衰効果
- MT法TMモード電磁応答を用いた電気伝導度異方性の検出
- 地震発生場における時間変化の計測的アプローチ : 沈み込む海洋プレートに沿ったプレート間地震発生に対するアスペリティと反射体システムの探査(EARS)
- 南海トラフにおける地震発生帯研究と今後の展開 (プレート境界型地震監視計画(2))
- 人工地震探査による霧島火山群の地震波速度構造 : はぎとり法による解析
- 散乱理論の応用とトモグラフィー
- 火山構造探査グループの人工地震記録読みとり用標準ソフトについて
- 火山構造探査における波形ディジタル共通フォーマット
- 霧島火山群における人工地震探査 : 観測および初動の読みとり
- 浅間火山に発生した火山性微動 : 1973年及び1982年の噴火活動期の火山性微動の解析と解釈
- 「物理探査のフロンティアII」の編集によせて
- 活断層探査システムを用いた地下探査実験
- 並列FEMによる3次元粘弾性波動のシミュレーション
- メッシュレス法による岩石引張破壊時の微視亀裂挙動再現性に関する研究
- 漸近波線理論と有限差分法を用いた弾性波動のハイブリッドシミュレーション
- FEMによる周波数依存Q値を持つ3次元粘弾性波動伝播のシミュレーション
- 断層運動による動的な海底地盤変動を考慮した3次元津波シミュレーション
- 漸近波線理論を用いた波動場計算
- 3次元エレメントフリーガラーキン法および並列計算による弾性波動伝播シミュレーション
- 有限量の資源とその探査の重要性
- 近年の物理探査の技術動向 : 時空間スケールの重要性
- 書評 「秀吉を襲った大地震 地震考古学で戦国史を読む」寒川旭著
- 3成分3次元反射法地震探査データにおける分散関係式を用いたP波とS波の平面波分解
- Coda-Qと弾性体に働く応力との関係--統計量から導く状態量: 弾性変位の影響 (特集 自然地震を用いた探査法)
- レシーバ関数解析によるP-S変換波を用いた地下構造イメージング--自然地震および屈折法探査データの利用 (特集 自然地震を用いた探査法)
- 自然地震を用いた探査法について (特集 自然地震を用いた探査法)
- レシーバ関数解析によるP-S変換波を用いた地下構造イメージング : 自然地震および屈折法探査データの利用
- 3成分3次元反射法地震探査データにおける分散関係式を用いたP波とS波の平面波分解
- Coda-Q と弾性体に働く応力との関係 : 統計量から導く状態量 : 弾性変位の影響
- 境界面を組込んだMT法の2次元インバージョン
- A2-18 アクロスによる桜島火山のマグマ移動検出に向けた能動的アプローチ(火山の構造と内部変動,口頭発表)
- A2-17 桜島火山2009年4月9日噴火前の地殻変動から推察されるマグマ移動(火山の構造と内部変動,口頭発表)
- 地震波動伝播シミュレーションにおける粒子法の適用性に関する研究
- 自然地震を用いた探査法について
- 地学ニュース(諸報告) 東京地学協会平成23年度援助金使用報告 : 国際研究集会「第10回物理探査学会国際シンポジウム」報告
- 人工信号源電磁探査法の海底熱水鉱床への適用可能性
- 電磁気探査における数値フィルタを用いたデータ処理
- 波動の地表入射角の決定におけるτ-p変換の優位性とマイグレーションに及ぼす効果
- 地下不均質性や降雨浸透により生じる自然電位異常シミュレーションと解釈
- 現実の地形に対応する不等間隔格子を用いた差分法適用の研究 : 海底地形を考慮した津波の伝播シミュレーション
- アンテナ形状を考慮した地中レーダの可探深度改善に関する研究
- 人工信号源電磁探査法の海底熱水鉱床への適用可能性
- 高音波速度異常を利用した地層水中のガス飽和度推定手法の研究
- 水中音響波探査における平面波分解の研究
- 反射法地震探査におけるフレネルボリュームマイグレーション適用性の研究
- 地盤物性値及び状態量の変化が Coda-Q に与える影響の研究
- 地中レーダアンテナの形状及び配置の最適化に関する研究
- JJY標準電波を用いた浅層電磁探査小型装置の開発研究
- ベクトル弾性波動場におけるP波とS波の平面波分解
- CODA-Qと弾性体に働く応力との関係 : 統計量から導く状態量
- 起震機構造及び浅部地下構造の人工地震波に与える影響について
- 震源形状の地震波へ与える影響に関する研究
- 力学的モデル計算による新しい起震機構の設計
- 地下水流動に伴う自然電位異常に対する地下構造不均質性の効果
- 2.5次元モデリングによる海底熱水鉱床への海底電磁探査の適用可能性
- 水槽実験によるフレネルボリュームマイグレーションの反射法地震探査への適用性の基礎研究
- 反射法地震探査におけるτ-P変換を用いた入射角決定によるフレネルボリュームマイグレーション適用性の研究
- JJY標準電波を用いた浅層電磁探査に関する研究
- 人工電流を用いた海底下浅部比抵抗の連続モニタリング
- 海底熱水鉱床における新たな海底電磁探査手法の試案
- 地層流体中のガスによる音波速度上昇メカニズムの研究
- 数値計算を用いた高帯域アンテナ設計と地中レーダへの応用
- 微小セラミック球による散乱が輻射熱抑制効果に与える影響
- 海洋MT法による地殼比抵抗構造探査と地形の3次元的影響の検討
- 反射法地震探査におけるフレネルボリュームマイグレーション適用性の研究
- レシーバー関数解析によるP-S変換波を用いた地下構造イメージング
- 地中レーダアンテナの周波数特性と放射パターンに関する研究
- 東海沖で取得された海底MTデータの解析と地形の3次元性の検討
- 波動方程式を用いた津波シミュレーション
- 分散関係式を用いたPS波分離手法の検討
- OBSで観測された屈折波へのレシーバー関数解析の適用