B-35 合金化によるジルコニウム鋳造体の性状について(第2報)
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概要
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ジルコニウムやチタンはともに生体親和性に富む金属であるが、鋳造性が劣るなどの操作性に問題がある。そこで、生体親和性を低下させることなく鋳造性を向上させる策として両金属を合金することでの実効を調べた。ジルコニウム-チタン合金の物性は、チタンを20から80%まで添加したジルコニウム合金の場合、引張強さはZr-40Tiが純ジルコニウムの約2倍と最も大きく、次いでZr-60Ti、Zr-20Ti、Zr-80Tiの順であった。伸びは、それと逆の順であったが、最も大きいZr-80Tiでも純ジルコニウムの75%程度に留まった。かたさは引張強さと同じ順で、最も大きいZr-40Tiでは、純ジルコニウムの約1.7倍の値を示した。また、いずれの合金でも純ジルコニウム、純チタンと同様な表面硬化層が認められた。
- 日本歯科理工学会の論文
- 1992-09-10
著者
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