古典力学における粒子-反粒子的記述
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概要
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The new approach for the classical mechanics in mordern physical languages is studied in this article.First of all the Newton's laws of motions are restated in the terminology of the quantum mechanics.Bohr's relation takes a fundamental role in this trial and the concept of energy is the first thing considered.Then the other physical quantities such as the velocity,the momentum,mass,and,etc.are the secondary quantities reduced from the concept of energy.As for the concept of particle anti-particle the third law of the Newtonian mechanics needs it and the usual action and reaction are related to the concept of particle and anti-particle,respectively.The part Ⅱ treats the motion in the phase space or the trajectories in the phase space.If there are the motions of the original particles,then we can associate it the motions of the antiparticles.この論文では古典力学に対する現代物理学の新しい研究方法が研究されている。第1にニュートンの運動の法則が量子力学のことばで再記述される。この試みでボーアの関係が根本的役割をはたし,エネルギー概念が最初に考察されるべきことがらとなる。ついで,速度,運動量,質量他はこのエネルギー概念から派生する第2義的量であることを示す。粒子-反粒子概念についてはニュートン力学の第3法則がそれを必要とし,通常の作用-反作用がそれぞれ粒子,反粒子の概念に結びつく。第2部は位相空間での運動や位相空間内のトラジェクトリーをとりあつかう。あるものとの粒子の運動があれば,その運動に反粒子の運動を付随させられる。
- 大阪教育大学の論文
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- R. M. Santilli: Foundations of Theoretical Mechanics, Vols. 1 and 2, Springer-Verlag, New York and Heidelberg. 24×16cm, Vol. 1: 1978, 288ページ, Vol. 2: 1983, 382ページ.
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