バグ作り込みにおけるストレス影響度の設計法による差の分析
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概要
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ソフトウェア品質の向上には、 ストレスの軽減などの作業環境の改善が重要である。 しかし、実際には納期切迫などの過度のストレスが不可避なことが多い。本論文では、ふたつのチームに心理的ストレスをかけながら機能的設計法と構造化設計法という異なる設計法で同じソフトウェアを開発させた実験結果を報告する。分析の結果、ストレス起因のハグ発生率は、FD工程では両設計法で差がないが、DD工程では構造化設計法の発生率が機能的設計法の半分であることがわかった。このことから、作り込みバグを減らすためには、より構造化された設計法を用いてソフトウェアを開発することが、心理的ストレスの不可避な環境でも重要であることがわかった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-01-18
著者
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古山 恒夫
NTTソフトウェア研究所
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新井 義夫
Nttソフトウェア(株)
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新井 義夫
日本電信電話(株) ソフトウェア研究所
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古山 恒夫
日本電信電話公社横須賀電気通信研究所処理プログラム研究室
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飯尾 和彦
NTT ソフトウェア研究所
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飯尾 和彦
日本電信電話(株) ソフトウェア研究所
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古山 恒夫
日本電信電話(株) ソフトウェア研究所
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