プログラムのわかりやすさを表すメトリクスの一提案
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概要
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ソフトウェアシステムの保守にかかるコストは、開発のライフサイクル全体の50%から70%に相当するといわれている。したがって、開発のコストを削減するためには、保守性(Maintainability)を考慮してソフトウェアを設計する必要がある。一方、実際の保守作業においては、保守担当者はドキュメントとソースプログラムの解読に最も時間をかけており、特にソースプログラムの内容を理解するのに最も苦労している。その時、プログラム全体とというよりは、着目するモジュール単位で、保守箇所を理解することが多いため、モジュールがそれぞれ独立してわかりやすく設計されている必要がある。モジュールのわかりやすさを表すメトリクスには、従来から多くのものが提案されているが、グローバル変数に着目したものはない。本論文では、グローバル変数を用いたモジュールのわかりやすさを表すメトリクスを提案し、実験によりその妥当性を確認したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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