ソフトウェア信頼度成長曲線に関する統合モデルと有効性の検証
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概要
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これまで提案されたソフトウェア信頼度成長モデル(Software Reliability Growth Model:SRGM)を統一して扱えるモデル--"統合モデル"を提案する.このモデルは,これまでのSRGMだけでなく,これまでのSRGMが扱えなかった領域のデータも統一して扱えるため,複雑なフォールト成長曲線の残存フォールトをこれまでより高い精度で推定できる.本論文では,最初に,統合モデルをひとつの微分方程式で表し,その一般解を示す.次に,これまでの代表的なSRGMで用いられている曲線が,その微分方程式の特殊解であることを示し,従来提案されたモデルの間の関係を明確にする.また,これまでのモデルでは最適な推定が行えなかったデータ領域を明らかにする.最後に,理論データと実データを用いて,統合モデルが従来モデルより高い精度で残存フォールトを推定できることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-01
著者
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