種々の並列・分散アプリケーションに対して容易に統合可能な動的ロードバランサpDLBの提案と実装

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概要

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計算機クラスタを用いた分散環境が並列・分散処理の有効なプラットホームとして注目されている。クラスタを構成する個々のプロセッサの負荷変動が大きい分散環境では、並列・分散アプリケーションプログラムを実行する場合、動的な負荷分散を行なうことが必要となる。しかし、アプリケーションプログラムに負荷分散コードを組み入れることは一般に複雑で手間がかかる。また、逐次プログラムを並列・分散プログラムに改変するとき、変更部分を最小限にとどめ、かつ可搬性を保つことが望ましい。さらに異なるアプリケーションに対して同じ負荷分散方法を適用し、負荷分散を行なうスケジューリングプログラム自体の再利用性を高めることが望ましい。本論文では、動的ロードバランサ用ライブラリを用いて並列・分散アプリケーションを記述することによって動的負荷分散を達成する方式を提案する。アプリケーションから独立し、かつ容易に統合できる動的ロードバランサを実装し有効性を評価する。
社団法人情報処理学会の論文
2001-03-21

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