詩歌等の短文における文脈把握から鑑賞に至る手法の検討 : 論理系解釈のシステムの応用
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概要
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解釈のシステムとは,対象とするシステム(ベース・システム)に重畳する現象学的システムであり,且つ初期状態から結果状態が生じる過程を明らかにするシステムである.もし文章をシステムと考えるならば,文章を理解(文脈の把握)し,感興に至る(鑑賞)プロセスにもシステムが存在すると見做して,それを解釈のシステムと表現している.このとき初期状態とは,語句間の意味関係等の表面的構造の把握であり,結果状態とは,主張の鮮明化と感興の解剖である.そこで,言葉の構造が初期状態から結果状態へ遷移していく様子を検討し,その過程を分枝構造で表現した.なお,確率系の解釈のシステムが確率的事象を扱ったのに対し,文章は論理的事象の集合であるので,論理系の解釈のシステムと呼称している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-15
著者
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