複合事象の情報エントロピー : 相互情報量と相補的分枝構造
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概要
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いわゆる熱力学的現象かエントロピー増大の法則で説明されるように、「社会現象の情報エントロピーは増大する」という仮定の下で説明できる事例は幾つかみられる。また秤量問題(別名Odd Ball Problem)におけるように、情報エントロピーがヒューリスティックスとして役立つこともある。しかし工学的応用として方式設計に活用した例は通信分野以外には見当たらないようである。その原因は、情報エントロピーと情報量との関係や情報量を与えるとされる相互情報量について、具体的問題を取り扱った研究報告が少ない点にあると思われる。かかる視点から、本研究では情報エントロピーの分枝分解性に基ずく分枝構造を中心に、その具体的応用を検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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