秤量問題等における情報エントロピー及び分枝構造の意義
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概要
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初めに通報によって事象の生起確率が変化する時,どのように情報量を求めるのが妥当であるかを検討し,相互情報量を基礎とする考え方の利点を説明した.そして,情報量が秤量問題に於けるヒューリスティックスとなる点について,秤量の各段階に於ける出現確率値を基準に,分枝構造を組み立てることによって,秤量計画が得られることを示した.さらに,事前確率分布が予想される事象にかかわる問題解決の手法に関しては,分枝構造を検討することが有効なアプローチとなるだろう,と主張した.また,分枝構造を相補的にすることにより,相互情報量が簡単に求まり且つ情報エントロピーの理解にも役立つことを述べた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-14
著者
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