動的振舞いを用いたソフトウェア性能分析支援システムの構築
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概要
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本論文では,ソフトウェアをチューンナップするために,プログラムの静的な構造や動的な振舞いを知らせるGUIを用いた性能分析環境の構築について説明する.静的な情報や動的な振舞いをどのように提示するかによって分析の作業効率は大きく左右される.そこで,静的な構造であるユーザ定義関数の親子関係を,単純なツリーによる表現に変換するグルーピング処理を提案する.また,動的な振舞いを視覚化するために,関数単位の実行時間と呼出し回数に応じて,関数のツリー上のノードサイズの大きさが変化し,また,これに対して棒グラフの表示などを行うインタフェースを構築した.このソフトウェア性能分析システムを利用して,あるプログラムのチューンナップをしたところ,その実行時間は11.5%向上した.
- 1993-07-08
著者
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