分散による解像度制御を用いた解の推定
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概要
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ビジョンの多く問題は,測定データから元のデータを推定する逆問題として定式化できる.逆問題を解く場合,解の存在,唯一性,安定性,精度を保証することは重要な問題である.本論文では,この観点から,分散に基づいて適応的に解像度を制御する推定手法を提案する.そのため,観測雑音,および解の誤差に基づいて信頼度を分散の形で評価する.Fourier解析により,得られた分散が解の局所的な解像度を決定することを示す.その結果,分散が大きい領域では粗い標本化間隔,分散が小さい領域では細かい標本化間隔となるよう制御し,さらに分散値により観測値を重みづけすることにより,唯一の安定な精度のよい解を求めることができることを示す.この手法を用いた解推定の例として,動き場推定をとりあげる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-05-20
著者
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