動き・輝度勾配拘束と光学モデル
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概要
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勾配法に基づくオプティカルフロー推定法はHornとSchunckの手法を基本にしてこれまでに精度向上を狙った改善手法が多数提案されている。HornとSchunckの手法が動きに対する輝度の恒常性を仮定するのに対し、改善手法は、何らかの形で恒常性仮定を緩和しようとするものであった。本論文はこれらの改善手法を光学モデルの観点から見直す。光源、対象物、視点を光学モデルとして記述することにより、従来の改善手法において単にオプティカルフローの精度向上の修正項と見なされていたパラメタが、実は光源と被写体の幾何学的関係を示す物理量であることを示す。ここでは、このパラメタをPhotometric rate field(照度比場)と呼ぶ。このパラメタを用いることによりオプティカルフローを精度よく推定できるだけでなく、これから光源の入射方向の情報、被写体の反射率の情報も新たに復元可能であることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-17
著者
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