パイプライン型アーキテクチャにおけるOR並列型Prolog実行の一検討
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概要
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本研究は、Prolog処理の高速化を目的とした、パイプライン型アーキテクチャ上でのOR並列Prologのコードブロックレベルの並列処理手法を提案する。これは、J.Beerの提案による逐次型Prologのパイプライン実行をOR並列Prolog用に拡張したものである。拡張に伴い、大域共有メモリ、クロスバスイッチを導入した。大域共有メモリは、選択点履歴を格納する選択点スタックモジュールと、各選択点での環境フレームが均等に配置されるモジュールから構成される。本論文では、システムの概要を述べ、ベンチマークプログラムによる性能評価を行う。性能評価の結果、逐次型Prologのパイプライン実行と比較して約2.5倍のLIPS値を得ることができた。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-01-13
著者
-
中村 維男
東北大学大学院情報科学研究科
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稲葉 勉
Ntt東日本宮城支店
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稲葉 勉
Nttネットワークサービスシステム研究所
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小林 広明
東北大学情報シナジー機構
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稲葉 勉
東北大学情報科学研究科
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沈 紅
東北大学情報科学研究科
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片平 昌幸
東北大学情報科学研究科
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中村 維男
東北大学情報科学研究科
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片平 昌幸
東北大学大学院情報科学研究科
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小林 広明
東北大学情報シナジーセンター
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沈 紅
東北文化学園大学科学技術学部
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稲葉 勉
Ntt東日本宮城ビジネス営業部
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