エキシマー蛍光誘導体化法によるハロゲン化ビスフェノール類の液体クロマトグラフ分析(<特集>海と空と島の環境分析)
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概要
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A selective determination method for halogenated bisphenols containing tetrabromobisphenol A has been developed. This method is based on an intramolecular excimer-forming fluorescence derivatization with a pyrene reagent, 4-(1-pyrene)butanoyl chloride (PBC), followed by reversed-phase chromatography (LC). Bisphenols, containing two phenolic hydroxyl groups in a molecule, were converted to the corresponding dipyrene-labeled derivatives by a reaction with PBC. These derivatives afforded intramolecular excimer fluorescence (440〜540 nm), which could be clearly discriminated from the normal fluorescence (360〜420 nm) emitted from PBC and monopyrene-labeled derivatives. The PBC derivatives could be separated by reversed-phase LC on an ODS column with isocratic elution using aqueous 99% (v/v) acetonitrile as a mobile phase. The detection limits (signal-to-noise ratio=3) for halogenated bisphenols were femtomole levels for a 5 μl injection.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2004-12-05
著者
-
山口 政俊
福岡大学薬学部
-
能田 均
福岡大学薬学部
-
巴山 忠
福岡大学薬学部
-
轟木 堅一郎
福岡大学薬学部
-
吉田 秀幸
福岡大学薬学部
-
黒木 広明
第一薬科大学
-
常友 盛勝
福岡大学薬学部
-
常友 盛勝
福岡大学薬学研究科
-
轟木 堅一郎
静岡県立大学薬学部
-
能田 均
福岡大学薬品部
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