エキシマー蛍光誘導体化/高速液体クロマトグラフィーによる酸性アミノ酸の高選択的分析
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概要
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エキシマー蛍光誘導体化-高速液体クロマトグラフ(HPLC)法による酸性アミノ酸(グルタミン酸,アスパラギン酸及びN-メチル-D-アスパラギン酸)の高選択的定量法の開発を行った.酸性アミノ酸は,1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド及びピリジンの存在下,4-(1-ピレン)酪酸ヒドラジドとの反応により対応するジピレン誘導体となり,ピレン通常の蛍光領域(360〜420 nm)より長波長域のエキシマー蛍光(440〜540 nm)を発した.反応液を,67%(v/v)アセトニトリルを移動相とする逆相HPLCで分離した後,エキシマー蛍光検出を行うことで,誘導体化試薬やモノカルボン酸に由来するモノピレン化合物の妨害をほとんど受けることなく,酸性アミノ酸の高選択的分析が可能となった.本法による酸性アミノ酸の検出限界(S/N=3)は,注入量20μl当たり,数十fmolレベルであった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2003-12-05
著者
-
山口 政俊
福岡大学薬学部
-
能田 均
福岡大学薬学部
-
轟木 堅一郎
福岡大学薬学部
-
吉田 秀幸
福岡大学薬学部
-
堀田 佳代子
福岡大学薬学部
-
堀田 佳代子
福岡大学薬学研究科薬品分析専修
-
轟木 堅一郎
静岡県立大学薬学部
-
能田 均
福岡大学薬品部
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