1-(2-ベンゾチアゾリルアゾ)-6-ブロモ-2-ナフトールを用いる共沈分離/蛍光X線分析法による鉄,コバルト,ニッケル,銅,亜鉛の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1-(2-ベンゾチアゾリルアゾ)-6-ブロモ-2-ナフトール(BBTAN)と1-(2-ベンゾチアゾリルアゾ)-2-ナフトール(BTAN)を1:9の割合で混合した試薬により溶液化した試料中の微量の重金属を沈殿として濃縮して,エネルギー分散型XRF法で定量する分析法を検討した.臭素を含む試薬を用いると,臭素のXRF強度から捕集された沈殿の量を正確に求めることができるようになるため,あらかじめ加える試薬量が既知であれば,沈殿を完全に回収しなくても,溶液中の金属の正確な定量ができる.ただし,BBTANのみを金属の捕集に用いると,臭素のXRFによる二次励起のため正確な定量が困難であった.混合試薬を用いる方法を標準試料(リョウブ,Bovine Liver)中の鉄,コバルト,ニッケル,銅,亜鉛の定量に応用し,満足すべき結果を得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-10-05
著者
関連論文
- 誘導結合プラズマ発光分析法による高純度フッ化バリウム中の微量不純物の定量
- pH標準液の保存条件の検討
- 2次pH標準液の信頼性
- 生物試料の非破壊計測を目的とした高分解能蛍光X線元素マッピング装置の開発
- JIS (日本工業規格) のうごき (1990)
- 1-(2-ベンゾチアゾリルアゾ)-6-ブロモ-2-ナフトールを用いる共沈分離/蛍光X線分析法による鉄,コバルト,ニッケル,銅,亜鉛の定量
- 界面活性剤分散/直接高温炉原子吸光法による硫化物触媒中の鉄の定量
- 薄膜標準ガラスビード法によるケイ酸系試料の二次ターゲット蛍光X線分析
- 高温炉原子吸光法における原子の生成関数とその分析化学への応用-3-原子の生成機構と吸光度シグナル
- 高温炉原子吸光法における原子の生成関数とその分析化学への応用-2-高速光変換高温炉原子吸光計測システム
- pH標準液の正確さ
- 高速シグナル計測-高温炉原子吸光法における化学干渉の除去と生物試料中の重金属定量への応用
- 高温炉原子吸光法におけるアルカリ金属及びアルカリ土類金属塩の影響
- 高温炉原子吸光法における陰イオン及び酸の影響
- 高温炉原子吸光法における吸収シグナルの特性 : そのピークでの温度,時間及び吸光度
- 熱力学データに基づく高温炉原子吸光法の炉材の比較
- 高温炉原子吸光分析用高速シグナル計測システムの定量特性
- 高温炉原子吸光分析用高速シグナル計測システム
- 原子吸光法におけるタングステン,タンタル及びモリブデンリボンアトマイザーの比較
- 市販pH標準試薬中の銅の定量
- ピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム-溶融ステアリルアルコール抽出濃縮法による重金属のけい光X線分析
- JISのうごき(2004)
- 分析値の信頼性の確保と標準物質
- JISのうごき (1999)
- 分析方法や分析値の信頼性を得るために -標準物質の使い方-
- pHの国際的な標準化に向けて
- インホメーション : JISのうごき (1997)
- より正確な分析値を得るために - 測定値の統計処理 -
- 受託分析業務の国際規格
- JISのうごき(1996)
- JISのうごき (1995)
- 標準試料 試薬
- JISのうごき (1992)
- 関東支部茨城地区分析化学講演会
- 高速光変換高温炉原子吸光計測システムの試作
- pH--その定義とトレ-サビリティ体系
- X線光電子分光法による電子線照射されたポリエーテルエーテルケトンの分析
- 市販pH標準液のpH値と保存性
- 螢光X線マッピング装置を用いたマンガン過剰セイヨウミヤコグサ葉中の無機元素動態の観測
- 二酸化マンガン共沈-黒鉛炉ゼーマン原子吸光法による植物試料中のアンチモンの定量
- pH標準液の安定性
- 原子吸光分析における重水素ランプによるバックグラウンド補正の誤差の検討
- 黒鉛炉原子吸光分析用積分計の試作
- 5-3 微小部分蛍光X線装置の土壌肥料研究への応用(5. 植物の無機栄養および養分吸収)
- 1a-X-10 パルス状単色陽電子ビームによるHOPG表面上の陽電子寿命の研究II
- 28a-T-12 パルス状単色陽電子ビームによるHOPG表面上の陽電子寿命の研究
- 27p-PSA-17 飛行時間分析法による陽電子消滅励起オージェ電子分光
- 27a-T-4 エネルギー可変陽電子寿命測定装置の開発
- 低速陽電子タイムバンチ装置の開発II