熱分解ガスクロマトグラフィーによるスチレン-アクリル酸エチル-メタクリル酸エチル三元共重合体中の連鎖分布の推定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
熱分解ガスクロマトグラフィーによる三元共重合体のモノマーの連鎖分布について検討した.組成の異なる18種類のスチレン(St)-アクリル酸エチル(EA)-メタクリル酸エチル(EMA)三元共重合体をモデル化合物とし,EAのダイアッドの連鎖分布について検討した.P_2(EA-EA)/P_1(EA)比をEAの連鎖分布を調べる一つのパラメーターとして考え,パイログラムより,この比を求めることを検討した.モノマーの連鎖分布の違いにより,EA/EMAの組成比を求める際に必要な補正係数,あるいはEAの熱分解生成モノマー/ダイマー比は変化する.しかし,それぞれ単独ではP_2(EA-EA)/P_1(EA)比を一義的に求められない.一方,両者を同時にプロットした三次元プロット図あるいは,両者を独立変数とした重回帰分析では精度良く求められることが分かった.重回帰式を用いて合成法の異なるSt-EA-EMA三元共重合体の連鎖分布の偏りの違いを検討した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1988-02-05
著者
関連論文
- 熱分解ガスクロマトグラフィーによるメタクリル酸2-ヒドロキシエチル-アクリル酸エステル-メタクリル酸エステル三元共重合体の組成分析
- 脂質のDDS機能 (脂質の生命科学) -- (リン脂質)
- 脂質の抗がん効果 マウスの移植がんに関する局所投与遊離脂肪酸の抗がん活性
- リパーゼによるエステル合成反応 EPA及びDHAのトリアシルグリセリンの合成
- バイオリアクターによる魚油の選択加水分解
- 水/油不均一系バイオリアクターの開発
- n-3系植物油の利用--しそ油,あまに油について (脂質と健康--脂質機能の理論と実際) -- (健康を求めて--脂質研究最前線から)
- 熱分解ガスクロマトグラフィーによるアクリル酸-アクリル酸エチル-メタクリル酸エチル三元共重合体の組成分析
- 重回帰分析法を用いた熱分解ガスクロマトグラフィ-によるアクリル樹脂塗膜の組成分析
- 癌と脂質
- 熱分解ガスクロマトグラフィーによるスチレン-アクリル酸エチル-メタクリル酸エチル三元共重合体中の連鎖分布の推定
- 重回帰分析法による補正係数を用いる熱分解ガスクロマトグラフィーによる四元共重合体の組成分析
- 有用脂質を製造する不均一系バイオリアクタ- (油化学周辺のバイオテクノロジ-)
- 重回帰分析による補正係数を用いる熱分解ガスクロマトグラフィーによる三元共重合体の組成分析
- バイオテクノロジ-分野における膜の利用 (単分子膜,実用膜,そして皮膚膜)
- 遊離脂肪酸を新制がん剤に
- コレステロール-プルラン誘導体によって形成されるO/W-エマルション
- 日本油化学協会創立40周年記念座談会 「油化学この10年の進歩と21世紀に向けた展望」 - 平成4年4月10日 油脂工業会館貴賓室 -
- 油脂--脂肪酸及びその誘導体 (〔日本油化学協会〕創立30周年記念特集号--最近10年間の日本の油化学) -- (油化学工業の歩み)
- ポリオ-ルエステル系合成潤滑油の動向 (潤滑油)
- 合成潤滑油 とくに合成エステル油について
- 熱分解ガスクロマトグラフィーによるスチレン-アクリル酸エステル-メタクリル酸エステル三元共重合体の組成分析
- 熱分解ガスクロマトグラフィーによる多成分系アクリル酸エステル共重合体の組成分析
- 脂質のDDS機能
- ポリオールエステル系合成潤滑油の動向
- 合成潤滑油 : とくに合成エステル油について
- n-3系植物油の利用 しそ油, あまに油について
- 有用脂質を製造する不均一系バイオリアクター
- バイオテクノロジー分野における膜の利用
- ヒトおよび魚類血液における凝集能の比較〔英文〕