熱分解ガスクロマトグラフィーによるアクリル酸-アクリル酸エチル-メタクリル酸エチル三元共重合体の組成分析
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概要
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アクリル酸(AA)-アクリル酸エチル(EA)-メタクリル酸エチル(EMA)三元共重合体の熱分解ガスクロマトグラフィーによる組成分析についてAAの比率が20mol%以下の12種類の試料を用いて検討した。既報の方法{分析化学、33、153(1984)}ではEA/EMAの組成比を求められたが、AAはパイログラム上にモノマーとして検出されず、全体の組成分析はできなかった。そこで、AAモノマーのピークを用いない新しい分析方法が必要であった。組成中の各モノマー単位の割合が変化したとき、熱分解生成EA/EMA比、EAの熱分解生成モノマー/ダイマー比が変化した。そこで、これら二つの因子に着目し、各モノマーの割合を求めることを検討した。その結果、これら二つの因子を用いた重回帰分析により全体の組成を分析できることが分かった。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-01-05
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