燃焼管燃焼法-イオンクロマトグラフィーによる有機化合物中のフッ素,塩素及び臭素の同時定量
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概要
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燃焼管燃焼法とイオンクロマトグラフィーの組み合わせによる,有機化合物中のフッ素,塩素及び臭素の同時定量法を確立する目的で,燃焼管燃焼法の燃焼装置及び定量成分の吸収瓶などを試作し,この装置による燃焼条件,吸収条件及び容器から溶出するから試験値などの基礎的検討を行った.その結果,試料を精製した加湿酸素中白金触媒存在下で880〜900℃で燃焼し,脱イオン水25mlに定量成分を吸収させた後,8mM炭酸ナトリウム-8mM炭酸水素ナトリウム混合溶液で50mlに定容して検液を調製し,イオンクロマトグラフィーで各イオンを検出した,この方法による各元素の回収率(平均)は,フッ素:99.90%,塩素:99.90%,臭素:99.81%であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1986-06-05
著者
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