インジウムはく密閉法による昇華性又は揮発性試料の炭素,水素及び窒素の定量
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概要
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常温で昇華又は揮発性を有する有機化合物中の炭素,水素及び窒素を差動態伝導度法で定量する目的で,石英容器イソジウムはく密閉法を検討した.インジウムは融点が低く(155℃),沸点が比較的高いこと(1450℃)及び圧延性がよいことを利用し,小型石英容器に試料を量り,イソジウムはくで密閉してそのまま分析操作を開始する.燃焼開始後イソジウムはくは瞬時に溶融はく離し,試料の燃焼が始まる.イソジウムはくは,溶融して塊となって石英容器に付着し,燃焼管内には飛散しない.又石英容器に付着したインジウム塊は,塩酸処理により除去される.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-11-05
著者
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