差動熱伝導度法による炭素,水素,窒素定量用混合管の改良
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概要
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炭素,水素及び窒素微量定量法に用いられている二孔型混合管は,二酸化炭素の残留現象が認められる.二酸化炭素の残留量は,燃焼した試料の炭素含有率にほぼ比例して変動するが,炭素(40〜94)%の試料を燃焼した場合は,信号値として(43〜87)μVであった. これは通常のから試験値の(10〜20)倍である.混合管の定量成分流入口及び流出口を四孔型に改造すると,二酸化炭素残留量は(10〜14)μVに滅少し,から試験値の約2倍で安定した. このため,残留二酸化炭素量に起因する,炭素の定量値相互の影響が少なくなった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-03-05
著者
-
鈴木 啓子
理化学研究所
-
本間 春雄
化学工房・マイクロ
-
簗島 久子
化学工房・マイクロ
-
山田 恵子
理化学研究所
-
簗島 久子
理化学研究所
-
吉田 睦子
理化学研究所
-
本間 春雄^[○!R]
理化学研究所
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