高速液体クロマトグラフィー/誘導結合プラズマ発光分析法による香粧品・医薬品中のタウリンの定量
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概要
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市販の装置を用いてHPLC/ICP-AESシステムを構築し, 香粧品・医薬品中のタウリンの定量法を検討した.分離カラムにはポリマーコートシリカNH_2を, 移動相にはメタノール20%含有2mMリン酸緩衝溶液(pH8.0)を用い, 硫黄の発光波長180.73nmで検出した.検量線はタウリン98ng〜2.9μg(硫黄として25〜750ng)の範囲で直線となり, 検出限界(S/N=3)は43ng(硫黄として11ng)であった.ICPのネブライザーとしてクロスフロー型を用いた場合にはコンセントリック型を用いた場合に対し約2倍の信号強度が得られ, 又ICP-AES装置を接続することによるピーク形状の変化, テイリングなどは観察されなかった.分析時間は約6分と迅速であり, タウリン0.1〜5%を含む市販香粧品, 医薬品に適用したところ妨害もなく, 定量値は表示値とよく一致した.相対標準偏差(n=5)は0.1%配合香粧品において2.2%以下と再現性も良好であり, 標準添加回収率は95.7〜103.7%と良好であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1995-08-05
著者
-
山本 信也
株式会社資生堂 掛川工場製薬部
-
山本 信也
(株)資生堂大船工場
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石渡 勝己
株式会社資生堂 安全性・分析センター
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高松 翼
(株)資生堂研究開発本部安全性・分析センター
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高松 翼
株式会社資生堂 安全性・分析センター
-
石渡 勝己
(株)資生堂研究開発本部安全性・分析センター
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吉澤 大輔
(株)資生堂研究開発本部安全性・分析センター
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松岡 昌弘
(株)資生堂研究開発本部安全性・分析センター
-
高松 翼
(株)資生堂研究開発本部安全性・分析センター分析研究グループ
-
松岡 昌弘
(株)資生堂安全性・分析センター分析研究グループ
-
山本 信也
(株)資生堂・掛川工場
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