半導体レーザー光音響法による大気中の元素状炭素浮遊微粒子の実時間分析法の開発
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概要
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大気中の元素状炭素浮遊微粒子を捕集することなく浮遊状態のままでリアルタイムに測定する方法について検討した.近赤外(806nm)の半導体レーザーを光源とした二重管型軸モード共鳴セル式の光音響測定装置を用い, 試料空気を流しながら測定を行った.元素状炭素浮遊微粒子を含む試料空気に対して0〜10mg m^<-3>の範囲で直線的な検量線が得られ, 感度は約1.3mV mg^<-1> m^3であり, レーザー出力約250mWで大気中の元素状炭素浮遊微粒子が検出可能であった.近赤外光励起法では二酸化窒素の干渉が小さいことが示された.光散乱式浮遊微粒子カウンターとの比較測定では, 試料流量を6l/minとした場合は応答の遅れはあまり見られず, 10分単位での測定が可能であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-04-05
著者
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