共鳴セルを用いたパルスレーザー励起光音響法による高感度ガス分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大気や高純度ガス中の微量成分分析に適したパルスレーザー励起光音響装置について報告する.内管及び外管から成る二重管型軸モード共鳴セルを試料セルとして用いた.光源にはパルスNd : YAGレーザーを中心とする波長可変レーザーを用いた.パルス励起による共鳴では様々な周波数成分がセル内に生じるが, その中から最適なものを選択して分析を行った.3種類の内管を用いて検討を行った結果, 長さ42cmの内管の最も低次の共鳴によるものが感度及びバックグラウンドにおいて優れていた.ニ酸化窒素に対しては, 試料流量, パルス間隔による信号強度への影響が見られたが, 流量2l/min, パルス間隔1pps(パルス/秒)にて, 検出下限は, およそ5ppbであった.又, 室内の二酸化窒素濃度変化の測定, 及びベンゼン蒸気のスペクトル測定を行った.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-06-05
著者
関連論文
- 大気圧イオン化質量分析法による高純度窒素ガス中の微量酸素の定量
- 第17回日本熱物性シンポジウム : 特別セッション(C)薄膜・微小領域の熱物性/熱測定パネルディスカッション
- キャニスターを用いる質量比混合法による低濃度揮発性有機化合物校正用ガスの調製法
- 半導体レーザー光音響法による大気中の元素状炭素浮遊微粒子の実時間分析法の開発
- 水の科学と高周波分光(2002年度共同研究プロジェクト)
- 相関光音響分光法による層状試料の深さ方向分析(表面・界面・薄膜と分析化学)
- ガラス表面へのヘモグロビン初期吸着過程のLangmuir吸着等温式を用いた検討
- スラブ光導波路分光法を用いた疎水性表面へのヘモグロビンの吸着現象の検討(有機分子エレクトロニクスの現状と将来展望論文小特集)
- スラブ光導波路分光法を用いた固液界面におけるタンパクの吸着現象のその場測定
- スラブ光導波路分光法による石英表面に対するヘモグロビンの吸着挙動のその場測定
- スラブ光導波路分光法による石英表面に対するヘモグロビンの吸着挙動のその場測定
- スラブ光導波路分光法による石英表面に対するヘモグロビンの吸着挙動のその場測定
- スラブ光導波路分光法による石英表面に対するヘモグロビンの吸着挙動のその場測定
- アナログ集積回路
- 共鳴セルを用いたパルスレーザー励起光音響法による高感度ガス分析
- 加圧セルを用いた光熱偏向法による触媒表面のスペクトル測定
- 低温吸着濃縮/ガスクロマトグラフィーによる高純度窒素中の微量水分の定量
- 光音響分光法による窒素中の微量水分の定量
- 大気圧イオン化質量分析計による高純度窒素ガス中の一酸化窒素の定量
- C-13-5 スラブ光導波路分光法を用いた固液界面におけるヘモグロビンの吸着現象の時間分解測定
- 分取ガスクロマトグラフィ---Production scale chromatographyを中心に (ガスクロマトグラフィ-最近の進歩) -- (応用の進歩)
- 光導波路分光法 : 光導波路を利用した高感度界面計測法の開発