速度論的識別モード蛍光検出/高速液体クロマトグラフィーによる注射剤中のアルミニウムの測定

元データ 2002-07-05 社団法人日本分析化学会

概要

現在,米国では2003年1月から注射剤中のアルミニウム濃度の規制を実施できるように準備が進められている.本研究では,著者らが臨床診断用に開発したアルミニウムの蛍光検出HPLC法について,これを注射剤の品質管理方法として応用できるかについて検討を行った.本測定方法でキレート試薬として用いる8-キノリノールは,アルミニウムイオン以外の多くの金属イオンとも錯体を形成するため,多種類の元素が混在する試料に適用した場合には十分な測定感度(μg/lレベル)を達成できない.そこで,本測定方法では速度論的識別モードによるクロマトグラフィーを適用した.このモードで蛍光検出すれば試料中のアルミニウムだけをねらって測定することが可能である.本法では2μg/lレベルの注射剤中のアルミニウムが測定可能である.また,注射剤への添加回収試験の結果も良好であり,測定値はICP-MSの測定値とよく一致した.

著者

四ツ柳 隆夫 宮城工業高等専門学校
橋本 晶夫 田辺製薬株式会社分析研究所
芳村 一 (株)シノテスト研究開発部
松田 淳 (株)シノテスト相模原研究所
橋本 晶夫 田辺製薬 分析研
Hashimoto Akio Analytical Research Laboratory Tanabe Seiyaku Co. Ltd.
佐藤 誠 (株)シノテスト相模原研究所
橋本 寛喜 (株)シノテスト相模原研究所
石川 智幸 (株)シノテスト相模原研究所
橋本 晶夫 田辺製薬(株)製品技術研究所
芳村 一 シノテスト
芳村 一 (株)シノテスト相模原研究所
佐藤 誠 東北大学

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