SQL処理特性把握のためのベンチマークモデルの一提案
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概要
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NTTでは、業務システムのマルチベンダ環境への移行を推進中であり、今後多様なRDBMS(Relational DBMS)を利用することになる。RDBMSは同一の問い合わせ要求を達成するに当たり、選択条件の指定方法やDB構成の差異による性能への影響が大きいため、性能面の問題から単純に業務のアプリケーションを移行することはできない。このため、各ベンダのRDBMSのSQL処理特性を把握し、業務システムの設計に個々の処理特'性を反映し、性能面の問題を回避、解決する手段を確立することが重要な課題である。性能、コストパフォーマンスを得る手段としてベンチマークモデルがあるが、TPC-A/B/C等の既存のベンチマークモデルでは、RDBMSのSQL処理特性を把握するには不十分である。そこで我々は、ベンチマークモデルによる実測結果からSQL処理特性を推測可能とすることを目的としたベンチマークモデルを作成し、その有効性を確認した。本稿では、このようなベンチマークモデルの特徴、作成に際しての考え方、および効果の例を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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